産直・産地だより(1)
鹿児島県大隈産 うなぎ蒲焼
良質な地下水の恵みと生産者の努力で生まれました。
コープの「大隅産うなぎ蒲焼」は、顔の見える26名の生産者が集まってつくる「大隅養まん漁業協同組合」と約20年前に一緒に開発。ここでは、生産者が養殖したうなぎを仕入れて、加工、製品化まで一貫管理しています。
- 産直産地から
- 「おいしい」といってくれる
組合員さんがいる限り頑張ります!
「大隅養まん漁業協同組合」組合長 楠田茂男さん
全国1位の生産量を誇る鹿児島県ではじめて、「3重張りビニールハウス」を考案し、鹿児島のうなぎ養殖発展に大きく貢献。
“おいしいうなぎ”を自分で育ててみたかった。
一年中最適温度に保てるメリットもある、3重張りビニールハウス。
流水式で毎日水を入れ替え、水質チェックも毎日かかせない。
うなぎの養殖を始めたのは、今から35年ほど前。もともと四国でしらすの漁師をしていたのですが、たまたま食べたうなぎがとてもおいしく、自分で育ててみたいと思ったのがきっかけでした。おかげさまで今では、26名の生産者とともに、年間約5000トン出荷する鹿児島県で一番大きな組合に成長できました。
大隅地方は、温暖な気候だけでなく、養殖に欠かせない良質な地下水が豊富。桜島の火山灰によってできた「シラス台地」の地層がミネラル分を含んだ殺菌性のある水を作り出してくれます。だからうなぎを育てるのにこの地域は本当に最適なんです。
でも、はじめた当時はとても大変でした。この地方は台風が非常に多く、とてもじゃないが露地池での養殖は難しかった。たくさんの苦い経験の末に、現在のような頑丈な「3重張りビニールハウス」に辿り着いたんです。
餌を食べてくれるか毎日、祈るような思いなんですよ。
月に1回、池から水揚げし選別します。
24時間体制で養殖池の環境を守っています。
うなぎは、早いと6カ月、通常では12〜15カ月かけて成長します。一定の大きさになるまで何度もより分け、出荷時にばらつきがないよう成長に合わせて、餌の硬さや種類を変えながら育てます。
うなぎはデリケートな生き物だから、一匹一匹注意をはらいながら、「きちんと食べてくれるかな?」と、毎日、祈るような思いなんです。病気もせず、餌をしっかり食べてもらうためには、水質管理をしっかりし、水温を常に30℃前後に保ち続けることが何よりも大切です。この水温は、うなぎが一番餌を食べてくれる最適温度で、たくさんの経験から導きだされたものなんです。今では、熱交換システムを導入し、24時間コンピューターによる水温管理を行っています。
生協さんとの取り組みから「管理番号」を導入
マチのある包装材なのでふっくら感はそのまま。
左3けたが製造管理番号、右2けたが養殖池の番号になっています。
生協さんと取引をはじめたのはおよそ20年前。組合員さんに、できたての蒲焼をおいしさそのままに味わってもらいたいと、生協さんと協力して、ふっくら感を保ちながら真空パックできる、マチのある包装材を導入したんですよ。
もちろんおいしさだけでなく、その当時はまだ珍しかった、製品の履歴を追うことが可能な「トレーサビリティシステム」をうなぎで初めて導入し、安全にも力を入れたのも生協との取り組みからでした。これは、商品に管理番号を打刻し、誰の養殖池で育ち、いつ加工したのかがわかるようにしたものです。
近年、シラスうなぎの不漁による価格高騰や国内産うなぎ需要の高まり、水温を保つための重油高騰など大変な状況が続いています。
でも、自分が養殖を始めるきっかけになったように「おいしい」といってくれる組合員さんがいる限り、初心を忘れずに安全でおいしいうなぎをお届けしていきたいですね。
- やわらかくてとてもおいしかったです。私と子どもでペロリと食べてしまいました。
- わが家では「大隅産うなぎ蒲焼」はかかせません。外食するより、家で食べるこのうなぎが一番おいしいと思います。
安全・安心のために
原料の検査
- 水揚げ前、池ごとに抗生物質・抗菌剤の残留検査 (組合検査室にて)
- 官能検査2回(泥臭)…(水揚げ前、加工前)
- 公的機関にて月1回、抗生物質・抗菌剤の残留検査
製品の検査
- 製造日ごとに微生物検査(組合検査室にて)
- 官能検査2回(泥臭・味覚)…加工中、蒲焼き後
- 日生協検査室にて年1回、抗生物質・抗菌剤・ 農薬の残留検査
自信を持っておすすめします!
コープデリの配達職員が、産地を自分の目で見てきました。
だから、コープのうなぎはおいしかったんですね!
コープぐんま
田中 稔
うなぎの選別を体験したんですが、うなぎの生臭さや泥臭さは、驚くほどに全く感じませんでした。コープのうなぎは臭みがないと組合員さんによく言われますが、うなぎは池から水揚げ後、胃の中を空っぽにするために、1〜2日間もかけて地下水にさらされ泥臭を取り除かれていたんですね。また、生産量の約9割が生協へ出荷されるという養まん組合加工場では、とても清潔な室内で、皆さんが黙々と丁寧に作業されていて、良い商品を良い状態でお届けしたいという熱い思いがひしひしと伝わってきました。
うなぎ選別体験で触ったうなぎは健康そのものでした。
「水づくり」はこんなに大変だったと思わなかったです。
コープながの
上原 基弘
病気を発生させず、健康なうなぎを育てるための「水づくり」へのこだわりは想像以上のものでした。毎日の水質検査に加え、水温もコンピューターで管理するだけでなく、日中の天気や外気温などに合わせて、ハウスの扉の開け閉めなど、微妙な温度調節まで行っていました。豊富な地下水に恵まれているとはいっても、そのまま使用できるわけではなく、より高い水質を作り上げ、維持することが大事な仕事だったんですね。大隅のうなぎがとっても大切に育てられていることを肌で感じとれました。
生産者は、水質管理にこだわり続けます。
「管理者番号」の大切さを改めて実感。
さいたまコープ
吉村 直矢
トレーサビリティが、まだあまり重要視されていない時代に養まん組合と生協が一緒にやり始めたのは、凄いことだと思いました。いち早く導入したからこそ、多くの組合員のみなさんが生協の大隅産うなぎ蒲焼を信頼し、好きになってくれたんだと思います。組合員のみなさんにおいしさだけでなく、安心も一緒にお届けできるこの仕組みが本当に大切なんだなと、改めて感じました。
真空パックとほぼ同時に管理者番号が打刻されていました。
こちらも自信を持っておすすめします!
静岡産のうなぎ
コープデリでは、養殖発祥の地「静岡産うなぎ」も取り扱っています!
おいしいうなぎは、健康なうなぎ。
大切に育てたおいしいうなぎを是非味わってください!
大五通商(株)うなぎ生産者のみなさん
私たちのうなぎも「管理番号」を印字し、誰の養殖池で育ち、いつ加工されたうなぎかが分かるようになっています。安心してご利用ください。

















